2022.07.05
iPhoneでも話題な「シネマティック」とは?用語の意味を解説!
4,5年前から流行り出した映画のような動画。いわゆるシネマティック。 これだけではなかなかイメージが湧かないものですよね。 今回はシネマティック(シネマチック)な動画の作りとは一体なんなのかをポイントごとに お話ししたいと思います。 ※個人的な考えも含まれます
シネマティックとは
シネマティックな〜とはいわゆる動画制作におけるひとつのスタイルです。 これは撮影方法や編集方法。そして使用する機材やセッティングも含まれます。 つまり、お子様の運動会などでビデオカメラを持った親御様が撮影した動画を簡易的に繋ぎ合わせた動画は シネマティックな動画とは言えませんよね。これはいわゆるホームビデオと言われるものですね。 しかしながらホームビデオも動画制作におけるひとつのスタイルです。
動画制作のスタイル
動画というものは表現方法のひとつでありその手法は無限大と言えるでしょう。 個人的に周りでよく聞く言葉が ・テレビっぽい ・ドキュメンタリーっぽい ・v-logっぽい などなど。これらも動画のスタイルであり、表現方法のひとつです。
シネマティックな動画のポイント
個人的にですが、シネマティック動画なスタイルは
・フレームレートへのこだわり(24fpsがおすすめ)
・シネマスコープの使用
・カラーグレーディング
この3つがポイントになってくると考えております。
フレームレートとは
後々にフレームレートに関する詳しい記事を書こうと思いますが、今回はシネマティックな動画制作で
何故フレームレートが大切になってくるのかを解説します。
動画におけるフレームレートというのは、1秒間に何枚の静止画が使われているかというものになります。
一般的に使われているフレームレートは以下3種類になります。
・60fps(ゲームなど)
・30fps(テレビ放送など)
・24fps(映画など)
映画でのフレームレートが24fpsなので、まずシネマティック(映画のような表現)をするにはこちらを守るのは
必項と言えるでしょう。
シネマスコープとは
シネマスコープというのは映画のような画面サイズ(横長)にするための上下につける黒帯のことを指します。
みなさんが普段見ている画面サイズは16:9という比率になりますが、ここにシネマスコープを配置することにより
画面サイズを2.35:1というサイズに変えることが可能になります。
シネマスコープを追加することにより、より映画のような雰囲気に近付けることができます。
カラーグレーディングとは
カラーグレーディングやカラーコレクションはあまり聞きなれない言葉だと思います。
端的に説明しますと、映像を撮影する際にLogと言われるモードを使用することで映像の色や明るさをフラットな状態で撮影することができます。そのままの状態では、低コントラストで白黒に近い映像ですが
こちらを見た通りの明るさや色味に補正することをカラーコレクションと言います。
その後編集者の好みの雰囲気や世界観を作り上げるために色味を調整していく作業をカラーグレーディングと言います。
まとめ
もちろんカメラワークや使用する機材、設定でも大きく映像の質感は変わってきます。
これらは制作者やクライアントの要望によっても変わってきます。
そのような現場の中で「シネマティックな表現を」と要望があった際は今回ご紹介させていただきましたポイントを制作に取り入れましょう。
また、弊社ではシネマティックな表現の中でも何種類もの表現が可能です。
制作実績より閲覧可能ですので、ぜひ求めているスタイルをお探しください。ご要望に沿った表現も可能ですのでお気軽にお問い合わせください。