2022.04.30
各ジャンルのメイン撮影機材5選
目次
はじめに
Yuuki Filmsでは、車の撮影、ポートレートなどの人物撮影、密着など ロケーションや作品のジャンルによってそれぞれ機材を使い分けています。 今回は、各ジャンルで活躍する機材と、その機材を使用する理由を5つご紹介します。 ・DJI Ronin MX ・Sony a7siii ・NINJA inferno ・DJI Ronin RS2 ・Sony NX80
車の撮影
Yuuki Filmsは、特に車系の撮影依頼を多くいただいております。 私自身も車の撮影現場でさまざまな機材を使用してきましたが、中でもこれが一番というセットアップをご紹介します。 DJI Ronin MX + Sony a7siii + 外部モニター の組み合わせです。
なぜDJI Ronin MXを使用するのか
先ず、ブレを軽減させて滑らかな映像を撮るにはジンバルは欠かせませんよね。 しかし、なぜ数多くあるジンバルの中でもDJI Ronin MXを使用するのか。 なぜRonin Sのような一脚タイプでないのか。 それは、Ronin MXが可動部分のモーターパワーが強く、両手で持つことで一脚タイプと比べて遥かに安定性が増しているからです。 また、リングを装着することによって場所を選ばずにカメラを置くことが出来、ちょっとした休憩もし易くなっています。
なぜSony a7siiiを使用するのか
先ず、Sonyのaシリーズのオートフォーカス性能、そしてクリエイター目線で作られた操作性の良さが 使い易さといい、描写力といい私のドツボでした。 車の撮影現場はワンオペレーションが多く、上記の性能がとても大切になってきます。 ミスなく撮影をスムーズに進めていくにはこのカメラはとても重要です。
なぜ外部モニターを使用するのか
前項目で説明したSony製カメラには、私が思う欠点もあります。 その一つが、プレビューモニターの小ささです。ボディーの小ささや、形状的に仕方がない部分ではありますが 特に、ジンバルにセットした際にモニターの見にくさを痛感します。 そこで、Ronin MXのリング部分にNINJAというメーカーの外部モニターを取り付け、且つモニター側で収録も行います。 モニター側で収録を行う理由は、また別の機会にご説明しますね。
ポートレートなどの人物撮影
人物撮影は、被写体の予想外の動きや、カメラマン側のアクティブな動きに対応する為、セットの軽さが物を言います。 なので、私は Ronin RS2 + カメラ の組み合わせを使用します。
なぜDJI Ronin RS2を使用するのか
ジンバルとは、ブレを軽減させるものなのでRoninシリーズのどれでも良いのではないのか。 そう思っている方も少なからずいると思いますが、 撮影しながらアクティブに動くには、機材の軽さやコンパクトさといった部分が大切になってきます。 その点、Ronin RS2はモーターパワーが強く、バランス調節をせずレンズを伸ばした場合でも安定していて FX6などのシネマラインのカメラも搭載することが可能。 屋外での撮影にも適しています。
密着・ドキュメンタリー撮影
クライアントに密着するとなると、いつ何時、何が起こるか分かりません。 そんな時は、レンズ交換不要で広角域から望遠域まで、ある程度カバーして音声収録も高レベルな領域のカメラがいいですよね。 そこで活躍するのが Sony NX80です。
なぜSony NX80を使用するのか
このカメラはレンズを交換せずとも、広角域から望遠域まで撮影領域が幅広く、手ブレを補正する機能が付いている為 ジンバルなどを使わず、手持ちの状態で歩き回れるという強みがあります。 またビデオカメラタイプなので、長時間持っていても手が疲れにくい形状になっています。 また音声収録にあたってレベリング調節機能もある為、こちらも幅広い音域をコンパクトなカメラ一台で同時に収録することができます。
まとめ
以上が弊社が使用している、各ジャンルでのメイン機材5選になります。 やはり、ロケーションや撮影時間といった様々な条件がある撮影現場では何に長けているのか、何が不得意なのか。 機材の長所や短所を見分け、その現場や作品に合った機材を使用していくことが大切になってきますね。 本日ご紹介した機材はほんの一部なので、またの機会にその他のご紹介が出来ればいいなと思います。